スカートの丈を伸ばす法、2種

大人の服と違って、子供のスカートは、ウエストがゴムの場合が多いので、そういう場合、ウエストの部分を足して丈を伸ばすことがわりと簡単に出来ます。

1.ウエストのベルト部分を足すやり方

上の写真は、この春に厚手のニット地で作った物。腰の部分に切り替えがあり、下は、プリーツになっています。(アクセントに、別布でリボンを付けました。)

ウエスト部分は、ヨーク部分(切り替えから上の部分)をそのまま上に伸ばして、折り込んでゴムを入れており、ベルトの部分を兼ねています。(ヨークとベルト部分が一続きの布。)
今回は、このベルトになっている部分をほどいて、上に新たに別布でベルト部分を足す感じで、丈を3cmほど延ばしました。

別布は、リボンに使った布がまだ余っていたので、それを使用。

after

最初にリボンを付けるときに、マドラスチェックの布をバイアス(斜め)にして作ったのですが、ベルトもそれに合わせてバイアスにしてつけてみたら、まあまあいい感じになりました。

今回は、スカートのプリーツの山(裏の方)にプリーツが崩れないようミシンをかけていて、裾から丈を伸ばすのがかなり面倒なため、ウエスト部分を伸ばしましたが、プレーンな裾ならば、普通に裾のほうに布を足して伸ばすのももちろんありです。
例えばこんな風に↓

2.裾をのばすやり方

after (裾を足して120サイズへ変更)

これは、元のニット地のワンピースの裾に布を足したもの。
足す布の横幅は、元の裾の幅の1.2倍ぐらいを取って、ギャザーを寄せてから縫い付けましたが、特にギャザーはなくても大丈夫だったかも(お好みで(^_^))。

足す場合の注意点は、もとの色と馴染むかどうか。とりあえず同系色とか、スカートの模様のひと色を取ってみる、とかが無難だと思います。
(あえて反対色を取ってアクセントにする、という攻めも、もちろんありかな。わたしはなかなか出来ないのですが。)

裁断の前に、シミュレーションを

いずれにしても、足す布を裁断する前に、実際に足す大きさに折ってスカートと並べてシミュレーションしてみて、色の感じが合ってるかをみたり、長さを調節してみたりしてから裁断すると失敗が少ないかなと思います。

(追記)
最初に作る時に、サイズ直しするときのことを想定しておく

上記2つのやり方は、もちろん市販品を直すときでも可能ですが、もし最初から自分で作る時は、丈が短くなった時のことを考えて、足すとしたらどこにするか、リメイクしやすいようなデザインで作っておく、というのもいいかなと思います。

子供の服は消耗が激しいので、丈を伸ばしてまでは着ないかもしれないけど、せっかくの手作り服がワンシーズンで終わりーは、ちょっと悲しいので。

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