はぎれはどんどんたまります。
ニット生地に限らず、お裁縫する人ならだれでも直面する問題ですが、ほっとくと端切れはどんどんたまっていきます…
わたしの場合、気がついたら、もう端切れが大増殖していて、洋服を作れるほどの分量はないけど、スペースは占領する一方、ということになり、ほんと困りました。
もし、わたしのように小さい端切れでも捨てられないという方は、早め早めの対策をおススメします(*^_^*)
はぎれの活用法
1.布として使う。
洋服を作るのには足りないなーと思っても、まだ多少残っているなら、例えば、
- 合わせ技で行く。いわゆるバイカラーってやつですか。
写真は、紺系の色の違うニット生地2種類を使って自分用にタンクトップを作ったものです。はっきりした配色でも素敵ですが、わたしはあまりセンスに自信がないので、同系色で作りました。これだと結構無難にまとまります。娘のスカートやスパッツを作った残りで作りました。
- パーツとして使う。袖だけに使ってみるとか、パイピングに利用する。ポケットに使う。もしくは、ポケットの内袋に使うとか。子供服は、片貝夕起さんの本でも使われてましたが、見返しに可愛い柄を持ってくると、すてきですよね。写真はニット生地ではなくて、布帛の生地ですが、こんな風にわたしも真似してみました。
見返し部分に、ワンピースを作った残りの花柄の生地を使いました。
あと、子供服に利用するなら、アクセント用にお花やリボンにして服につけてみるのはどうでしょう。
ニット生地の良いところは、裁ち切りにしてもほつれてこないので、フリルにして、袖や裾につけるのもいいと思います。 - ヘアアクセサリーや小物に使う。
シュシュは案外布の分量がいるのですが、足りないときは、合わせ技で行きます。実はその方が可愛かったりします。右:ダンガリーと紺系のフライス
左:ピンクの濃淡のフライスくるみボタンにするなら、ほんとに小さいはぎれ(5cm四方)くらいでも作れます。
中央:水玉のフライス
最近お店でよく見る、ニット生地を使ったバックやポーチ、やわらかくて中の物を傷つけないから良さそう。布バックの内側に使ってもいいですよね。
実は、子供のアウターを作った時の厚めのダンボールニット、かなり半端に残っているのですが、これなんか案外ポーチ向きかなーと思っています。(まだ作ってはいないんですけどね(*^_^*)
- パッチワークして、大きい布として使う。
実は、端切れをこの際、一掃?しようと、パッチワークしてみたんです。
こんなの出来ました(*^_^*) 娘のベッドカバーです。
だいぶ使ったような気はするのですが、まだまだ残っているはぎれ...戦いはまだまだ続きます。
2.「ひも」にして使う。
細長く切って、「ひも」として使います。
- 荷造り紐の代わりに~(*^_^*) 丸めた敷物をしばっておきたい時とか、伸縮性があるので、案外使えます。
- 布ぞうりの材料として。
これはまだやってはみてないんですが、近々挑戦したいと思います。
3.子供の工作の材料に。
ニット生地のいいところは、前にも書いたように、裁ち切りでもほつれてこないところ。
(裏毛のあるものは別として)
なので、ぜひお子さんにあれこれ作らせてあげて下さい。
我が家では、大まかに色で分けて、「はぎれ箱」を作ってあります。あちこちはさみが入って、形もガタガタの布は、全部「はぎれ箱」へ。
きれいにたたんだりしないで、ばさばさと入れてあります。これだとわたしも娘も必要なときに、気軽に出してはぎれ選びが出来るからです。
わたしが子供の頃は、手芸といったら、まずフェルトで遊んだものですが、ニット生地も結構使えます。フェルトみたいに、切りっぱなしでもほつれないので端の処理とかなしで、縫うところも最小限で済みます。またフェルトとは違って、普通の服地みたいに使えるのもいいところです。今まで小学生の娘が作った物は、
- リカちゃんやぬいぐるみの服、
- 人形たちが使うお布団(四角に切っただけなんですが)
- ぬいぐるみたちの家のカーテン(四角に切った布に、針金を通していきました。) etc
もちろん、簡単なものばかりですが、低学年の娘が自分で考えて作りましたから、上出来です。
リカちゃんの服にいたっては、リカちゃんの体に布をあてながら切っていくという、デザイナーも顔負けの立体裁断!(*^_^*)
女の子ばかりでなく、男の子にもぜひ自由に布遊びをさせてあげて下さい。きっと楽しいものが出来ると思いますよ。