ミシンでまっすぐに縫う、きれいに縫うためのコツ、7つ

30年選手のジャノメ

以前、ママ友から縫物の相談を受けたとき、言われた悩みは「真っ直ぐ縫えない。なんだか曲がってくる。」

ためしに見せてもらうと、うーん、たしかに少しヨレてます?

わたしだって自慢するほど上手というわけではないけど、人に気づかれない程度(^_-)には、まあ、縫える、と思う。

その時は、うまくアドバイス出来なかったけど、わたしなりにいくつか対策を考えてみました。

  1. 縫いたいところに、いっそ線を入れておく。
  2. 布の裁ち方は、布の織り目に合ってる?
  3. ずれやすいところは、接着しておく。
  4. 糸の色は、布に合ってる?
  5. フットコントローラーのほうがおすすめ。
  6. アイロンがけはしっかりと。
  7. 姿勢は大事。針の位置を体の中心に。

1.縫いたいところに、いっそ線を入れておく。

どうしても縫うべきところからはずれていく、というかたは、いっそ、縫うところに印の線をつけて縫ってみては?と思います。
最近は、水で落ちたり、時間が経つと自然に消えたりする便利なチャコペンというものがありますので、それで生地の表に定規を使って線を引いてしまう。その線をたよりに「なるべくゆっくり」ミシンをかけていけば、まあ、よっぽどのことがない限りはずれていくことはないかと思います。

わたしが主に使っているチャコペンは、上の水色のもので、上から霧吹きで水をスプレーするだけで簡単に消せますので、おすすめです。
ちなみに、写真下の白いのは、濃色の生地用のペンで、描くと浸み込んで、しばらくしてから白い色が現れるというもの。(最初使ったとき、一瞬何も線が出ないんでビックリしました。ははは。)黒や紺の生地に使っています。

2.布の裁ち方は、布の織り目に合ってる?

特に、直線の多い袋物などを縫う場合、最初に布を裁つとき、布の織り目に対して斜めになってしまうような切り方をしてしまうと、例えば端を三つ折りしようとした時、折り目がおのずと布目に対して斜めに入る感じになるので、ヨレやすいし、結果縫いにくくなるかなと思います。
布の横糸、もしくは、たて糸に平行に裁たれてあって、縫い目も平行になっているほうが、見た目もきれいなので、まず布を裁つときに注意してみて下さい。
布地自体がゆがんでいる場合もあるので、その時は、いわゆる「地直し」というのを面倒でもしてから布を裁つ方が結局は仕上がりもきれいです。

3.ずれやすかったら、しつけ糸で縫っておく。それが面倒ならいっそ接着しておく。

特にずれやすくなければ、待ち針でとめるだけでも十分ですが。
手芸、洋裁本のなかで、よく「しつけ糸で縫っておく」と書いてある部分は、待ち針を打ちにくいところだったり、ずれやすいところなので、あらかじめお手本通りに「しつけ糸で縫っておく」がベストです。

が、わたしのような面倒くさがりのかたのために白状してしまうと、わたしもこれが結構面倒。最近ときどきやる手抜きは、「ずれそうなところは貼ってしまう」。
特に子供服の、上から縫い付けるポケットは、待ち針くらいではずれることが多いので、写真の「裁ほう上手」を使って、所々しつけ代わりに貼っておいて、その上からミシンをかけています。
(縫うべきところに全部接着剤をつけてしまうと、布地が固くなってしまうので、あくまでもところどころです。)

4.糸の色は、布に合ってる?

あまりミシンをつかわない方だと、とりあえず手持ちの糸で縫ってしまう、ということもあるかもしれませんが、何か作りたくて生地を買ったら、その生地の色に合わせて糸も買っておくのが断然お勧めです。
ミシン目が見えない部分は少しぐらい色がずれてても大丈夫ですが、何を縫っても必ず、一か所ぐらいミシンのステッチが表に出るところがあるかと思います。その時、ぴったり布の色と糸があっていると、ほんとに縫い目は目立たない。でも色が微妙にずれてると、結構縫い目が浮いて見えます。
縫い目(ステッチ)を目立たせたい場合は別として、そうでない場合は、なるべく目立ちにくい色の方が仕上がりもきれいです。

他の人から見て、いかにも「手作り」ってわかってしまうのは、ほとんど、微妙に浮いた糸の色のせいじゃないかとわたしは思っています。

なので、縫い目がきれいかどうか気になる方は、ぜひお店のかたに糸選びを相談したほうがいいです。たいていのお店には糸の色見本が置いてあるので、縫う布を持って行って、お店のかたとも相談して、布とよ~く見比べて買ってみて下さい。

5.フットコントローラーのほうがおすすめ。

家庭用ミシンでは、一時、フットコントローラーのない、作動ボタンを手で操作するミシンが流行っていた時期があったような。わたしは使ったことがないので、推測の範囲で書くのですが、個人的には、フットコントローラーがあったほうがいいような気がします。というのは、右手が、ちょっとの間だけでも布から離れますよね?

わたしは、両手はやっぱり布に添えて縫う方が真っ直ぐ縫えるように思って安心なのですが。どうなんでしょう。

6.アイロンがけはしっかりと。

布の端を三つ折りで処理するときとか、縫い目の上からコバステッチをかけるときとか、アイロンがけが甘いと布がふわふわしてしまって、上手には縫いにくいです。アイロンをしっかり当てておくのをおすすめします。
あと、洋裁本の手順に出てくる「縫い代を割っておく」「片側にたおしておく」のときは、指示通りにその都度アイロンがけをしておくと仕上がりがきれいです。

7.姿勢は大事。針の位置を体の中心に。

なんだか書いてて、家庭科の教科書みたいですが。何事も基本に忠実に(^_^)。
とか言ってるわたしも、最近は近眼の上に老眼も加わって、目を近づけたり離したり、なかなかいい姿勢とは行きません。悩ましいです。

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