お金をかけずにやる方法は?
ダンボールコンポストは、今回で4箱目になります。
前回の3回を通じて考えていたことは、なんとか「初期費用ゼロ、ランニングコストゼロ」、要するにタダでまわしていけないかということ。
ダンボール箱は、家にある物をリサイクルするとしても、講習会で教わってきた基材の構成「ピートモス+もみがら燻炭」だと、どちらもわたしの場合、園芸店で買わねばならず、1箱につき900~1000円程かかってしまいます。
まあ、最終的に有機肥料になって、それが有効に使えるものになると考えれば、決して高くはないのですが。
とはいえ、この基材を、タダで手にいれられる物でやれないものでしょうか?
そして、あちこちネットで調べた結果、
腐葉土を掘ってきました。
腐葉土が基材として使えることは、うっすらと知ってはいたんですが、「扱いにくい」という話も…
まあ、ものは試しです。家の近くの落ち葉の吹き溜まりから、腐葉土もどきを掘ってきました。
「もどき」と書いたのは、たぶん完熟してないであろうから。(園芸店で売っている物は、たぶんもっと完熟しているような気がします。)
最初、ただの落ち葉でもいいかなあと思っていたのですが、吹き溜まりの、上のかさかさした落ち葉を少しよけると、ちょっと湿って黒ずみ、分解しかかっている落ち葉の層を発見!(*^_^*)。白っぽい菌糸がついているのが見た目にすぐわかるような部分もあって、なかなかいい感じです。
肥料として使うためには、完熟していることが大事みたいですが、ここはコンポスト用ですし、もっと掘っていくとほとんど土?みたいでいかにも重そうな感じだったので、いくぶん葉っぱの形が残っているようなところを重点的に取ってきました。
今回の基材の構成
今回の基材は、そういうわけで、
- 掘ってきた腐葉土 15リットル
- 3回目の残り 10リットル
- 米ぬか 2カップほど
![](http://la-petite-bobine.viola.link/wp-content/uploads/2017/06/kizai-225x300.jpg)
奥:前回の残りの入ったコンポストの箱 手前右:米ぬか 手前左:取ってきた腐葉土もどき
腐葉土を使うのは初めての試みなので、念のため、前回分の残り(熟成にまわさなかったもの)と米ぬかを入れました。腐葉土は、葉っぱの形が残っているところは、手でもんでくずして使いました。
結果ですが、
前回の残り(菌を沢山含んでいる)も入れましたし、ダメ押しでぬかも混ぜたおかげで、数日をまたずに着実に温度は上がっていきました。
試しに、後日、コンポストを始めたい!という友人に「腐葉土+米ぬか」でやってもらったところ、やはり2日と待たずに温度が上がって分解がはじまったそうなので、この構成で十分大丈夫そうです。
他の基材も試す価値あり?
ちなみに、今回は「ただで手に入る」という理由で腐葉土を掘って使ってみたのですが、そんなものが掘れる場所がない!という方もいらっしゃるかと思います。
わたしが考えたのは、要するに、基材には有機質で繊維の入っているものならいいのでは?
ということ。(あくまで素人考えですが。)そこで思いつくのは、
- 単なる落ち葉(腐葉土でもなく)
- コーヒーかす
- お茶の葉 など
ただ、どの場合でも、米ぬかは入れたほうが良いです。
コンポストを推奨している福岡県糸島市の「すてなんな君」は、ビールかすを使っているそうですから、なんらかの菌が含まれている物は追加したほうが良さそうです。
実は、腐葉土を掘りに行く前、うちはコーヒーかすが沢山出るので、これで行けるのでは?と思って毎日コーヒーかすをベランダで乾燥させていたんです。(良い腐葉土が掘れたので、結局使わなかったんですが。)もし、次回腐葉土が手に入らなかったら、試してみてもいいかなーと思っております。