子供と楽しむクラフト – 羊毛フェルトでおままごとセットを作る

初心者でも簡単にできるクラフト

羊毛フェルトは、やる人を選ばない、初心者に優しい、実に間口の広いクラフトです。

わたしは、一度お店の手芸コーナーで一時間ばかり体験講座を受けただけですが、講習を受けた後、針とマット、材料の羊毛を買って帰り、3日くらいでおままごとセットが出来上がりました。

写真1 洋食セット

どうして羊毛がフェルト化するの?

というのは、やってみるまで不思議だったのですが、羊毛フェルト用の針(ニードル)を見て、納得でした。
針は、ただの真っ直ぐな針ではなくて、針の途中に何か所も切込みがあります。羊毛に針を刺した時に、この切込みに羊毛が引っかかって押し込まれ、その度に羊毛が中で絡んでいって、フェルト化(羊毛が絡んでほどけない状態)になるのです。なるほど~。

基本的に、羊毛のかたまりに針を刺していくだけの話なので、本当に簡単に始められるのですが、それでもまだ一度もやったことがなくて、不安なかたは、わたしのように一度でいいので体験に行ってみるか、もしくは市販の本を一回読めば、大体のコツがつかめると思います。
わたしは、日本ヴォーグ社の「羊毛フェルトの基礎Book」を買って、角の作りかたなど覚えました。

初心者さんの始め方として

(といっても、わたしも十分初心者なのですが(*^_^*))

ポイントは3つ。

  1. 球体の物からはじめていって、徐々に複雑なものにしていく。
    最初のうちは、とりあえず、まん丸の物をいくつか作って練習してみるといいです。例えばおままごとセットなら、プチトマトとか作りやすいですし、アイスクリームコーンの上に載せるアイスクリームの部分とか。わたしは他に三色団子とか作りました(違う色でお団子を作って竹串を刺すだけ~)。

    写真2 デザートセット

  2. 完成形のかたちに近い形から始める。
    細長い物なら、細長く、三角の物なら、三角というように、針を刺していく前段階として羊毛を丸めるときに、最初におおまかな形を作っておいてから始めると、作りやすいです。
    (上の写真2の、スイカや、ガリガリ君など)羊毛は、針で刺した分だけ、そこが絡み合って少しずつへこんでいくので、大きい物→小さい物へ全体的に縮小していくイメージです。
    なるべく全体を均等に刺していって、うまい具合に縮小していけるといいですが、もし、形が思い通りにならなかったら、その分、後から羊毛を継ぎ足していってもいいですし、まあ、気楽に(^_-)
    ちなみに細かいパーツ(トマトのヘタとか)は、羊毛で作ってもいいですが、わたしはフェルト生地を小さく切って縫い付けたりしました。
  3. パーツをジョイントさせるとき
    全部パーツを完成させてからジョイントさせるのではなく、つなぐ部分は、ふわふわにして(刺さないで)残しておいて、つなぐときにふわふわの部分を刺して絡ませていく。
    例えば、写真1のブロッコリーで言えば、黄緑色の軸の片方の先端は、ふわふわに残しておいて、緑色の部分をつなげるときに刺していきました。

実は、「子供と楽しむ」と言いながら、このおままごとセットは、わたしが9割がた作ってしまいました。なんといってもわたしが楽しかったので。いやいや反省、反省。

写真3 パンとケーキ

あんまり小さいお子さんだと、針を誤って刺す心配もあるので、幼稚園(年中)以上がおすすめです。
羊毛で作るおままごとセットは、なんといってもふわふわと手触りもやさしく、親も子供もほっこりした気分になれます。おすすめです。

写真4 ケーキは分解出来ます。

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