ダンボールコンポスト 1回目のまとめ (体験記その2)

1回目のまとめ

昨年の11月に始めた、ダンボールコンポスト。5カ月が経過し、今は投入をやめて熟成中です。
(初回の様子→ダンボールコンポストを始めました

1回目についてまとめてみます。

  • 投入した物:
    家から出る様々な野菜くず、魚の骨、卵の殻、柑橘類の皮、ときにはシーチキン缶の余分な油や、鶏肉から切り出した余分な脂、等々。
    (堆肥になる貴重な資源なので、「生ごみ」という言葉は使いたくないのですが、いわゆる「生ごみ」のほとんどの部分)
    古くなって処分しなければならなくなった、缶詰の中身など。
    ちなみに我が家では、毎週1パック以上の卵を買うのですが、卵の殻だけでも20パック以上の殻が投入されたことになります。
  • 投入した量:
    1日平均200~400g位。毎回ダンボールのふたに鉛筆で記録してみたのですが、計算したら、約5か月間で30kgになってました。
  • 減量できたゴミの量:
    投入した量がそのままゴミの減量分なので、30kgが減量できたことになります。
    ごみ袋の数でいうと、今まで毎週30リットルx2袋を出していたのが、半分以下になったので、1袋x21週と計算しても、5か月間で30リットルの袋が21個分減量できました。
    これって、結構すごくないですか?

注意したこと

  • 虫に注意。
    期間が11月~4月までと、比較的飛び回る虫がほとんどなかったとはいえ、虫が入らないようには気を付けました。具体的には、
    ・ダンボールの蓋をあけっぱなしにしない、
    ・温度計、スコップはダンボールの中に入れっぱなしにしておく(外に出しておくと、卵を産み付けられる可能性があるので)等もし、虫がはいっても、それなりに対策もあるし、虫は虫なりにいい仕事をする(土の塊をほぐしてくれる)らしいのですが、幼虫がはい回る?光景には、さすがにわたしもあまり会いたくないので。
  • 温度をあげる工夫。
    1月~3月中旬くらいまでは、ダニが気になるものの、屋内におきました。
    あと、油は、いい栄養になって分解も進むので、なるべく入れるよう心がけました。
    例えば、フライパンに残った油汚れは、ミカンの皮で拭くと良いと聞いていたので、その通りに。
    ミカンのない時期は、野菜のくずでこそげ落として、野菜もろともコンポストに(^_^)
    あと、後述しますが、米ぬかも時折投入しました。

1回目のものは熟成へ

講習会では、大体投入できる量として、50kgくらいまでは大丈夫という話だったのですが、ぼちぼち、堆肥として使いたいという気持ちもあって、投入をやめて熟成に移りました。
熟成のやり方としては、乾燥しすぎないように時々水を足し、週に2~3回かきまぜながら、1か月ほど熟成とのことです。

写真でわかるように、投入をやめた時点で、まだ分解しきってない柑橘類の皮や、卵の殻などが見えます。大丈夫かしら~。(これについてはまた追ってレポートします。)

余談ですが、

「米ぬか」のパワーはすごかった!

うちでは、玄米を保管しておいて、ときどき精米するので、その時にぬかが出ます。
ダンボールコンポストで、もし虫が出たときは、ぬかや油を入れて温度を上げるとよい、と聞いていたのですが、いまひとつピンと来ていませんでした。

虫が出たわけではないけど、ためしにぬかを入れてみたら、いやあ、これがすごい。入れたのは、小さなお椀に軽く1杯ほどですが、コンポストの基材の温度が軽く10度以上上がります。冬場の室内でも、かき回すときに湯気が立ち上るのがわかります。

それがわかってからは、すっかり味を占めて、なんとなく温度が低い日が続いて分解しにくくなってるかなと気になる時は、ときどきぬかを投入しました。ちょっとしたカンフル剤です(^_^)

米ぬかには、もともと沢山の微生物が住んでいるという話ですが、その微生物にこれほどのパワーがあったとは!
わたしは、ほんの一時期しかぬか漬けをやったことがないのですが、なるほど、こういう微生物パワーがあるから、野菜を一晩で漬けることが出来るんだなあと、あらためて感心したことです。
いやはや米ぬかって立派。
ぬか漬けにそれほど興味はなかったけれど、こういうものが体に悪かろうわけがないので、またぬか漬けをやってみようかと思いました。

関連記事:
ダンボールコンポストを始めました 体験記その1

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