ダンボールコンポストを始めました  体験記その1

「ダンボールコンポスト」って何?

と、思う方の方が多いと思います。知ってる人は知ってるけど、知らない人には、一体なんのことだか。実は、この間までわたしもそうでした。自治体で推進しているところも、実は沢山あるんですけどね。

Wikipedia 段ボールコンポスト

ざっくり言ってしまうと、ダンボールにもみ殻などの基材を入れ、いわゆる生ごみを投入、中で自然に分解させて、最終的には堆肥にしてしまうという仕掛けのことです。

きっかけは昨秋のこと。たまたま、あるボランティアの会で知り合ったマダムから話を聞いたのが始まりです。マダム曰く、
「生ごみを全部入れられちゃうから、ゴミ出しがすごーく楽。」「分解の温度がね、高いと50度とかになるの。」「匂いもないのよ~!」

生ごみと言ったら、すぐ匂いを出すor腐りだす、というイメージしか持ってなかったので、話だけ聞いても、「はあ?」って感じ。その上、

「ペットみたいに可愛いんですよ~」

って、一体なんの話をなさっているのだか。

講習会に参加

ある意味怖いもの見たさ?(^_^)で、その奥様が所属している、ごみの減量を推進している団体の講習会に参加させていただきました。
正直言って、ごみの減量より何より、ダンボールごとき小さな空間で生ごみ処理って、そんなことほんとに可能なの?という興味のほうが強かったわたし。

この目でぜひとも確かめなくては!

ひととおり話を聞いて、ダンボールコンポストに必要な一式(ダンボール、基材、虫よけのニットカバー等)を1500円也でわけてもらって帰ってきました。

はじめの1週間

講習会で教わったのは、

    • 入れてはダメなもの(貝殻とかは不可)
    • ほどほどの湿度が大事。(ぎゅっと握ってほろっと崩れる程度)
    • 虫を入れないための対策 etc

詳しいやり方は、ぜひこちらのサイトを参考に。

神戸市:生ごみを肥料にリサイクル!
小松市:ダンボールコンポストの作り方

人によってやり方はいろいろあるようですが、気をつけたほうがいいのは、やはりショウジョウバエなどの虫がつかない(卵を産ませない)ように、料理中、生ごみが出たら、速攻で密閉容器に入れてしまうこと。とりあえず、家にあったタッパーをいろいろ試し、次のような感じで始めました。

  • 一度に入れられる上限の500gが入るくらいのタッパー、1500mlを使用
  • 冬場は分解が遅そうなので、出た野菜くずは、そのままでなく、ざくざくと粗めに切り、
  • 一日に一回、ダンボールコンポスターの真ん中に投入。
    (最初のうちは、全体の基材が乾いているので、全体にばらけないように混ぜ込んで、ある程度の湿度を確保したほうがいいようです。ただし、好気性発酵なので、毎日空気を入れ込むような感じで混ぜます。)

正直なところ、翌日には跡形もなくーまでは行かなくて、古い野菜くずが常時混在する感じで、果たして分解がうまくいっているのかわからない感じではあったのですが…

数日も経つと、基材がほんのりあたたかいぞ。おおっ。

もう11月の下旬にさしかかっていて、屋外(ベランダ)においているにもかかわらず、ほのかにあたたかいなーと思う日が増えてきました。

1か月後

最初、基材の色(ピートモスの茶色ともみがら燻炭の黒)が目立つ感じだったのが、だんだん全体の色が土っぽくなってきました。また、全体が程よく湿った感じに。温度計を買ってきて測ったところ、12月中でも40度前後になる日もありました。

1カ月で約7kg位(200~250g/日)を入れましたが、全体の嵩はそれほど増えず、気がついてみたら、毎日のほとんどの生ごみをダンボールコンポスターに投入してしまったおかげで、うちから出す可燃ごみの量が以前の半分になっていました。

思った以上の爽快感

今までエコ派のつもりで、水も電気もガスも節約重視、リサイクルに出せるものは、出せる限り出していた自分でしたが、可燃物、こと生ごみに関しては、まるきりノータッチ。見て見ぬふりをしてきました。
とはいえ、ゴミの日に集積所の、すでに積もったごみの袋の山にさらに袋を重ねる時は、なんだかちょっと嫌な気分、後ろめたいような気持ちがしていたものでした。

でもね~

これからは、ごみを減量してます!って胸を張って言えるかな?
なんてったって、ミカンの皮も、卵の殻も、魚の骨も、ぜーんぶ堆肥化して資源としてリサイクルしてるんですから!
(って、まだ途中で、堆肥にはなってないんですけどね(^^))

ハハがまた何やら変な事はじめたと、興味津々の娘に、
「「生ごみ」って言っちゃうけど、でもゴミじゃないんだよ。みかんの皮もブロッコリーの堅いところも、ママたちが食べられないってだけで、ちゃんと栄養のある資源なんだよ~」
って、もっともらしく娘に語っていたら、
「じゃあ、堆肥になったら、またそれで野菜が作れるってことだね!リサイクルだね!」
と娘も大いに納得した様子。

冬の課題は寒さ対策?

とはいえ、課題もあります。

年末までベランダで何とかもっていたコンポストも、さすがに年明けぐらいから、なんとなく冷えた状態になっているような気がして(ちなみに当地は関東北部)、保温のカバーを作ってかぶせてみたり、家の中に入れてみたりと試行錯誤を繰り返しました。

外に出しっぱなしでもひょっとしたら大丈夫かもしれないけれど、やはり家の中に入れておくと、30度前後のホカホカな状態が続くので、分解の面で言えば、やはり屋内が安心かな。

とはいえ、ダンボールの表面に埃?かと思ったら、ダニだったりして(*_*)、これは嫌な人にはいやだろうなあ。

あと、細かいことを言えば、家の中にいれておくと多少の匂いが気になるかも。好気性発酵なので、決して嫌なにおいでなく、土っぽい匂いではあるのですが。

立派な(*^^*)堆肥をめざして

うちで入れてる量のペースだと、あと3か月くらいは投入できるので(50kgくらいが限度らしい)、まだまだ先は長いのですが、夏前には立派な堆肥になってくれるといいなあ。

また追ってレポートいたします。

スポンサーリンク
google
google

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
google